ユー ロ圏は４日の財務相会合で、キプロスの支援について、３月下旬の政治合意を目指すことで一致しました。

２月に選出された中道右派の大統領らとの間で財政緊縮策などの調整を急ぎます。同国の銀行はマネーロンダリングを実施してきた疑いがあり、この分野での実効性のある対策が条件になっています。

キプロスは昨年６月末にユーロ圏に支援を申請しました。同国は銀行部門が弱体化している上、公的部門の財政赤字も拡大しています。

支援規模はGDP＝国内総生産とほぼ同じ170億ユーロ（約２兆1000億円）程度とみられています。政治合意で支援の条件や規模の方針を決め、その後に詳細な内容を詰める予定です。