ロシア外相 シリアへの軍事支援強化は否定


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ロシア、シリアに軍事支援を続けていることを認めた(写真: AFP)

 

 

内戦が続くシリアで、アサド政権とつながりの深いロシアが、軍の部隊を増強する動きを見せるなど軍事支援を強化しているとして、アサド大統領の退陣を求める欧米が批判を強めています。
これに対して、ロシアのラブロフ外相は10日、モスクワで記者会見し、「ロシアの軍事専門家がロシア製の兵器の使い方をシリア軍の兵士に教えていることは秘密ではない」と述べ、軍事支援を続けていることを認めました。
しかし、「ロシアは現在、どのような追加の措置も取っていない。これが必要となる場合には完全に国際法に従って行う」として、軍事支援の強化については否定しました。その一方で、ロシアのペスコフ報道官は10日、自国のメディアに対して「過激派組織IS=イスラミックステートに対抗できるのは、シリア政府しかない」と述べ、アサド政権を支援する考えを改めて強調しました。
ロシアと欧米はウクライナ情勢を巡って対立を深めていますが、シリアのアサド政権を巡っても双方の立場がぶつかり合う状況となっています。

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