ロシア軍、陸・海・空の戦略核ミサイル発射演習実施 プーチン大統領が指揮
(VOVWORLD) - 大統領府の発表によりますと、今回の演習では軍の指揮統制や実戦的な技能を検証し、「訓練目標はすべて達成された」としています。
2025年10月22日、ロシア・アルハンゲリスク地方のプレセツク宇宙基地から発射される大陸間弾道ミサイル「ヤルス」。ロシア戦略核戦力の演習の一環(写真:ロシア国防省/REUTERS) |
ロシア軍は22日、軍最高司令官であるプーチン大統領の指揮のもと、戦略核戦力の演習を実施したとロシア大統領府が発表しました。戦略核戦力の演習は昨年も10月下旬に行われていますが、今回はハンガリーで予定されているアメリカとロシアの首脳会談の開催が不透明になった直後の実施となりました。
演習では、地上発射型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ヤルス」、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「シネワ」、そして長距離爆撃機からの空中発射巡航ミサイルを実際に発射する訓練が行われました。これらは「核の3本柱」と呼ばれる主要な戦略兵器です。
大統領府の発表によりますと、今回の演習では軍の指揮統制や実戦的な技能を検証し、「訓練目標はすべて達成された」としています。ヤルスはロシア北西部アルハンゲリスク州のプレセツク宇宙基地から、極東カムチャツカ半島の演習場に向けて発射されたということです。(毎日新聞)