ロ外相、シリアに関する緊急声明発表


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ラブロフ外相

ロシアのラブロフ外相は9日、モスクワで、シリア問題に関する緊急の声明を発表しました。この中で、ラブロフ外相は「もしシリアの化学兵器を国際管理下に置くことで、攻撃を回避することができるのなら、われわれは直ちにシリア政府と共にその作業に参加する」と述べ、シリア政府に対して化学兵器を国際管理下に置くよう求めたことを明らかにしました。

さらに、ラブロフ外相は、化学兵器を廃棄すること、OPCW=化学兵器禁止機関に加盟することも要請したということです。ラブロフ外相は声明に先立ち9日、シリアのムアレム外相とモスクワで会談しており、その際にロシア側の立場を伝えたということで、「シリア側から迅速で前向きな回答を期待している」と述べました。

シリアを巡っては、アサド政権が化学兵器を使用したとして、アメリカ政府が軍事行動の準備を進めています。ロシア政府としてはアメリカ政府が本格的に動き始める前に、シリア政府への働きかけを強め、軍事行動を回避する狙いがあるとみられます。

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