22日、中部クアンチ省ドンハー市で、資源環境省は科学技術アカデミー、ハノイ国家大学、及びクアンチ省人民委員会と連携して、中部ハティン省からトアテェンフェ省に至るまでの海域環境の現状を公表する会議を共催しました。会議で、チャン・ホン・ハー資源環境大臣は「2016年4月に、中部各省の海域で深刻な事件が発生し、魚が大量死した。6月28日に、フォルモサ・ハティン・スチール社は規制基準を上回る濃度の有害物質が海に流出したことで責任を認め、賠償金を払い、ベトナム全国民に公開謝罪した。」と強調しました。
(写真:TTXVN)
資源環境省は「観測された海域における海水と堆積物の質は、ベトナムの規則基準範囲内にあり、海水浴場、マリンスポーツ、水産養殖などに関する基準に達している。」と結論付けました。また、中部4つの省の海域に生息している海産物サンプルの分析結果によりますと、全てのサンプルに汚染付着している幾つかの物質の濃度が減少しつつあるということです。近日中に、保健省は、農業農村開発省と連携して、資源環境省から公表された安全な海域で水揚げした海産物の検査を行う計画です。
なお、資源環境省は、海域環境での観測、検査、特に、フォルモサ・ハティン・スチール社からの廃水への厳格な検査を続行することになります。