(VOVWORLD) - パリ五輪組織委員会は5日、セーヌ川の水質が遊泳可能レベルに達しなかった場合、水泳のオープンウオーター(OWS)を代替地で開催する可能性があると発表しました。
パリ五輪組織委員会は5日、セーヌ川の水質汚染が遊泳可能レベルとならなかった場合、水泳のオープンウオーターを代替地で開催する可能性があると発表した(TTXVN) |
広報担当者はロイターに対し、「ワールドトライアスロンの規則では、最終手段としてデュアスロン方式(ランとバイクのみ)での開催を認めている」とした上で、「全ての不測の事態への対応策が尽きた場合でも、OWS開催を保証するために、ベールシュルマルヌ・ノーティカル・スタジアムを使用する代替策を検討している」と語りました。
また、ベールシュルマルヌの施設について「すでにボートとカヌーの会場となっているため、万が一OWSを行うとしても必要なものは全てそろっている」と述べました。
パリ市から4日に公開されたデータによりますと、6月24日から7月2日までの9日間のうち、6日間で腸球菌と大腸菌の濃度が法定基準値を下回っていました。ただ、今週のパリは好天候が続いているため水質も良い状態が続くと見られますが、水質汚染レベルは降雨量や水温などに影響を受けることがあります。(ロイター)