15日午前、ハノイで、ベトナムの中央経済管理研究所とドイツ国際協力公社の共催により、行われた「2023年のベトナム経済と2024年の展望・成長回復を加速するための改革」をテーマにしたシンポジウムで、経済報告書が発表され、この予測が出されました。

同報告書によりますと、国内外の困難な状況の中でも、2023年後半にベトナム経済が回復してきました。GDP＝国内総生産の成長率は5.05%に達し、6.5%という目標値を下回りましたが、第1四半期から3四半期連続で伸び率は加速しました。

中央経済管理研究所の総合研究委員会のグエン・アイン・ズオン委員長は次のように語りました。

（テープ）

「2024年、２つのGDP成長率に関するシナリオを作成しました。一つの成長率はおよそ6.13%、もう一つは6.5%に達するということです。また、1つ目のシナリオのインフレ率はおよそ4%、2つ目のシナリオには経済体制の改革や労働生産性の向上により、インフレ率はおよそ3.77%にとどまることになります。さらに、輸出額はプラス成長を遂げ、貿易収支は 黒字化するものと期待しています」