(VOVWORLD) -フランスのエマニュエル・マクロン大統領は24日、クーデターで親仏派大統領が追放された西アフリカのニジェールから大使を直ちに召還し、駐留部隊も年内に撤退させると表明しました。
(写真:France Info) |
マクロン氏は仏テレビ局のインタビューで、「大使の召還を決定した。数時間後には大使と数人の外交官が帰国する」と説明しました。また、ニジェールへの軍事協力は「終わりだ」とし、駐留部隊は年内に完全撤収するとしました。その上で「数週間か数か月以内にクーデターの首謀者と協議する。平和的に話し合いたい」と述べました。
フランスは、サヘル地域(サハラ砂漠南縁地帯)でのイスラム過激派掃討作戦の一環として、約1500人の部隊を派遣しています。
ニジェール軍指導部は7月26日、モハメド・バズム大統領を失脚させ、フランスのシルバン・イッテ大使に国外退去を命じました。
軍部は8月に48時間以内に出国するよう最後通告を出しましたが、仏政府は軍事政権には正統性がないとして要求に応じませんでした。(AFP)