仏マルセイユ近郊で大規模森林火災、市街に迫る恐れも

(VOVWORLD) - フランス南部の都市マルセイユ近郊で森林火災が拡大し、8日には700人を超える消防士が消火活動に当たりました。煙を避けるため、市民には屋内にとどまるよう指示が出され、空港も閉鎖されました。
仏マルセイユ近郊で大規模森林火災、市街に迫る恐れも - ảnh 1フランス・ブーシュ=デュ=ローヌ県ペンヌ=ミラボー村で発生した森林火災の様子(写真:France Bleu)

当局者によりますと、消防用のヘリコプターや航空機の支援を受けた消火活動により、火災は夕方までに制御下に置かれたということです。ただ、強風が続くと予想されており、マルセイユに向かって火の手が広がるおそれもあるとしています。

地元自治体の幹部は、焼失面積が700ヘクタールに及び、依然として鎮火していないと説明しました。20棟余りの建物が少なくとも部分的に焼失しましたが、これまでのところ死者は報告されておらず、消防隊が数百戸の家屋を守ったと述べています。

森林火災はスペイン北東部でも発生しており、国土の大半が重大な警戒対象地域となっています。

地中海沿岸の各国では、近年、気候変動の影響とされる森林火災の被害が拡大しています。(ロイター)

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