仏大統領が米に “エルサレムの地位は当事者の交渉で”

(NHK)アメリカのトランプ大統領が、中東のエルサレムをイスラエルの首都と認めるかどうか検討する中、フランスのマクロン大統領はトランプ大統領と電話で会談し、エルサレムの地位についてはイスラエルとパレスチナの当事者どうしの交渉で決めるべきだとして、認めないよう求めました。
仏大統領が米に “エルサレムの地位は当事者の交渉で” - ảnh 1        (写真:ロイター)

エルサレムをめぐっては、トランプ大統領の娘婿のクシュナー上級顧問がイスラエルの首都と認めるかどうか、トランプ大統領が近く発表する可能性を示唆しています。

この問題で、フランスのマクロン大統領は4日、トランプ大統領と電話で会談し、「エルサレムの地位については、イスラエルとパレスチナの当事者どうしの交渉に基づいて決めるべきだ」と述べて、エルサレムを首都と認めないよう求めました。

エルサレムには、ユダヤ教とキリスト教、それにイスラム教の聖地があり、イスラエルは首都だと主張していますが、国際社会は認めていません。

この問題をめぐっては、エルサレムを将来の独立国家の首都だと主張するパレスチナ側がアラブ連盟などの緊急会合の開催を要請したほか、イスラム諸国からも反発が相次いでいて、トランプ大統領がどのような判断を示すのか注目されます。

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