初のトランプ・バイデン対決へ 29日に米大統領選討論会

(VOVWORLD) - 討論は90分、厳しい追及が持ち味の保守系FOXニュースのクリス・ウォレス氏の司会で行われます。
初のトランプ・バイデン対決へ 29日に米大統領選討論会 - ảnh 1            (写真:AP)

11月の米大統領選を控え、共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン前副大統領による初のテレビ討論会が29日夜(日本時間30日午前)、オハイオ州クリーブランドで開かれます。選挙直前まで3回行われる討論会は、選挙戦の流れを変える可能性を秘めており、両候補は早くも神経戦を繰り広げています。

討論は90分、厳しい追及が持ち味の保守系FOXニュースのクリス・ウォレス氏の司会で行われます。(1)両候補の経歴(2)連邦最高裁(3)新型コロナウイルス(4)経済(5)人種と暴力(6)選挙の公正性―の六つのテーマを15分ずつ討論です。特に序盤戦で流れが決まるといわれ、「大統領選で最も重要な30分間になる」(米紙ウォール・ストリート・ジャーナル)と予測する向きもあります。

支持率で優位に立つバイデン氏は、トランプ氏が頻繁に言及する自身の「認知能力」や、左派色への懸念を拭い去ることができれば「合格点」という見方がアメリカのメディアにあります。バイデン氏は「わなに引っ掛かって、この男とのけんかに巻き込まれないことを望む」と周囲に語りました。
一方、トランプ氏はここに来て「バイデン氏は47年間の政治経験があり、討論巧者だ」という評価を口にし始めました。期待値を高め、世論を落胆させることを狙った戦術とみられます。
トランプ氏とクリントン元国務長官の対決となった4年前の第1回討論会は8400万人が視聴し、今回はそれを上回るという見方もあります。討論会は10月15、22日にあと2回開催します。10月7日には副大統領候補による討論もあります。(時事通信)

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