原子力発電所建設におけるロシアとベトナムの協力の可能性
(VOVWORLD) - 14日、ロシアの首都モスクワで、同国のセルゲイ・ラブロフ外相は、2024年のロシア外交活動を総括する記者会見を行い、ベトナムとの原子力発電所建設における協力の可能性について言及しました。
2025年1月14日、記者会見に臨むロシアのセルゲイ・ラブロフ外相(写真:Quang Vinh/TTXVN) |
ラブロフ外相は、ロシアのミハイル・ミシュスチン首相によって行われているベトナム訪問について、「もし両国が原発建設プロジェクトで合意に達すれば、これは訪問の重要な成果となり、両国関係における新たな共同プロジェクトの一つとなるだろう」と述べました。
両国はすでに、ベトナム・ロシア熱帯研究センターの近代化と効率向上プロジェクトをはじめ、Rusviet社やVietsovpetro社、Soviet Petro社などを通じて石油・ガス分野での合弁事業で実績を上げています。ラブロフ外相は、この協力関係を原子力エネルギー分野にも拡大できる可能性を強調しました。
さら、ラブロフ外相は、ウクライナ危機の解決を含む国際的な問題において、ロシアとそのパートナー諸国に対して安全な交渉の場を提供するというベトナムの姿勢を高く評価しました。