アメリカ大統領選を制したトランプ氏に各国の首脳が祝意を送った（写真：ロイター）

イスラエル首相府によりますと、ネタニヤフ氏は他国首脳に先駆けてトランプ氏に祝意を伝え、イスラエルの安全保障への協力について合意し、イランの脅威についても協議したとしています。

EU＝欧州連合の行政機関である欧州委員会のフォンデアライエン委員長も、トランプ氏の当選確定後、すぐに祝意を表明しました。また、欧州理事会のミシェル議長はEUとアメリカの「揺るぎない同盟関係」と「歴史的な絆」を強調しました。

フランス、ドイツ、スペインなど欧州各国の首脳も祝意を示し、イタリアのメローニ首相は「アメリカとイタリアは共通の価値観で結ばれている」と述べました。

トランプ氏と親しいハンガリーのオルバン首相は、今回の当選を「アメリカ政治史上、最大の返り咲き」と評しました。

イギリスのスターマー首相も、トランプ氏との協力により「特別な関係」の継続を楽しみにしていると表明し、NATO＝北大西洋条約機構のルッテ事務総長も、同盟の維持と強化におけるトランプ氏の指導力に期待を寄せています。

中国外務省は6日、「アメリカ国民の選択を尊重し、トランプ氏の当選に祝意を表する」との声明を発表しましたが、習近平国家主席からのコメントは出ていません。

選挙期間中、移民問題に関してメキシコを度々批判していたトランプ氏に対し、同国のシェインバウム大統領は、当選が確定する前に「懸念材料はない」との見解を示していました。（CNN.co.jp）