国連、ガザに人道回廊設置求める WFPが80万人に支援

(VOVWORLD) -緊迫する状況が続くイスラエルのパレスチナ自治区ガザをめぐり、国連機関は10日までに相次いで人道回廊の設置を求めました。
国連、ガザに人道回廊設置求める WFPが80万人に支援 - ảnh 1(写真:AFP/TTXVN)

国連のグテレス事務総長も報道官を通じて「いまある物資がいつ足りなくなるか分からない。ガザの人々に人道支援物資を届ける方法を確保しなければならない」と訴えました。

世界保健機関(WHO)や世界食糧計画(WFP)などが相次いでガザへの人道回廊設置を呼びかけました。イスラエル政府がガザへの水や食料、電気、燃料の供給を断っていることについて、国連のターク人権高等弁務官は「生存に必要な物資を奪って、民間人を危険にさらすような封鎖は国際人道法で禁じられている」と強調しました。

WFPは10日、ガザとヨルダン川西岸地区で食料や水を必要とする80万人を支援したと発表しました。これまでに運んだ物資で支援を続けていますが、チェックポイントが閉鎖されているため「追加物資を運び込めず、事態は悪化している」とWFPは警告しています。

国連人道問題調整事務所(OCHA)によりますと、イスラエル軍のガザ空爆などで少なくとも20万人のガザ住民が避難を余儀なくされており、今後も増えると予想されている。多くは国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の施設に逃れているといいます。

OCHAによるとガザ内の8つの医療施設が攻撃されました。医療品や救急車用の燃料も不足し始めています。(nikkei.com)

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