スーリヤ・デヴァ博士

ベトナムを10日間訪問したデヴァ博士は、貧困解消、雇用創出、社会保障におけるベトナム政府の努力を高く評価し、新型コロナウイルス感染症と世界中の紛争による悪影響にもかかわらず、ベトナムは多次元貧困解消と持続可能な開発目標の実施において目覚ましい進歩を遂げていると明らかにしました。

また、発展の権利に関連する法的枠組みの構築と政策の公布におけるベトナム政府の努力を高く評価し、ベトナムの法律の中には、セクシャルハラスメント、家庭内暴力、職場暴力との闘い、男女平等の促進にプラスの影響を与える新しい規定があるとしています。また、ベトナムは、科学技術、デジタルトランスフォーメーションの分野でも多くの進歩を遂げているとし、これは国民の生活改善に貢献していると述べました。

デヴァ博士はベトナムに対し、行政改革、気候変動への対応、環境保護、生物多様性の維持にさらに取り組んでいくよう提案しました。

なお、国連特別報告者は、国連人権理事会から任命され、政府や組織からは独立して、特定の国における人権状況などについて調査・監視・報告・勧告を行う専門家です。