地震死者、2400人超に アフガン、重機・物資が不足―迅速活動は困難
(VOVWORLD) -アフガニスタン西部を7日に襲った地震で、死者は2445人に上りました。
(写真:ロイター) |
ロイター通信が、イスラム主義組織タリバン暫定政権下の災害管理当局者の話として伝えました。被災地では9日も救助活動が継続しました。重機や物資が不足しており、迅速な活動は難しい状況です。
AFP通信によりますと、首都カブールで8日記者会見した災害管理当局の広報官は「国民は未曽有の地震を目の当たりにした」と述べ、「(負傷したり体調を崩したりした)被災者の治療に全力を尽くす」と強調しました。暫定政権の別の部門は、緊急に必要な物資として食料や飲料水、薬や衣服などを挙げました。
民放トロTVによりますと、甚大な被害を受けた西部ヘラート州ジンダヤン地区の村では住民の8割が命を落としました。両親やきょうだいを含む家族8人を失った住民もいました。重機は見当たらず、がれき除去などは手作業のため、スピード感に欠けます。他の地区から多くの人が駆け付け救助を手伝ったといい、ある住民は「食料や水を提供した人もいれば、がれきの中に取り残された人を救い出した人もいる」と語りました。(時事)