学校から拉致された子ども130人、1カ月ぶりに解放 ナイジェリア
(VOVWORLD) - ナイジェリアの大統領報道官は21日、北中部ナイジャ州の学校から11月に連れ去られた子ども130人が解放されたと発表しました。これで拉致されていた子どもは全員が解放されたとしています。
報道官は同日、X(旧ツイッター)に「ナイジャ州で拉致された子ども130人が新たに解放された。これで拘束されたままの子どもはいなくなった」と投稿し、笑顔の子どもたちの写真を添えました。解放に至った経緯の詳細については明らかにしていません。
この事件では11月、カトリック系の私立学校が武装集団に襲撃され、男女の子ども303人と教員12人が連れ去られました。最年少の子どもは10歳でした。
拉致された子どものうち50人は、事件から48時間以内に脱出して家族のもとへ戻りました。ナイジェリア政府は12月に入り、治安維持部隊が拉致された被害者100人を救出したと発表していました。
21日に解放が発表された130人という人数は、当初の想定よりやや少なく、CNNは大統領府に対し説明を求めています。
ナイジェリアでは、武装集団が身代金目的で弱者を狙い、学校などを襲撃する事件が相次いでいます。(CNN.co.jp)