安保理、停戦要請案採決へ 緊急会合でガザ情勢協議

(VOVWORLD) -国連安全保障理事会は7日、国連憲章上の権限に基づくグテレス事務総長の異例の訴えを受け、8日(日本時間9日)にパレスチナ自治区ガザ情勢を協議する緊急公開会合を開くことを決めました。
安保理、停戦要請案採決へ 緊急会合でガザ情勢協議 - ảnh 1(写真:THX/TTXVN)
外交筋によりますと、会合後にアラブ首長国連邦(UAE)が提出した即時停戦を求める決議案を採決にかけます。

常任理事国として拒否権を持ち、イスラエルを擁護する米国は当事者間などでの外交努力を尊重すべきだとして、安保理での対応に消極的な姿勢を見せており、採択の成否は予断を許しません。

グテレス氏は6日、国連憲章99条に基づき、ガザ情勢を「国際平和と安全の維持への脅威」と見なし、安保理に書簡を送付して注意喚起した上で人道停戦に向けた働きかけを要請しました。

決議案はグテレス氏の呼びかけに留意し、ガザの壊滅的な人道状況に「深い懸念」を表明。人道的な即時停戦とともに、全ての人質の解放を要求しました。

安保理は11月中旬「戦闘休止」を求める決議を採択しました。11月下旬から1週間の休止が実現しましたが、イスラエル軍は攻撃を再開し、ガザ南部に地上侵攻を拡大させており、アラブ諸国は「停戦」を要求しています。(nikkei.com)

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