宮城・福島で震度6強

(VOVWORLD) - 16日水曜午後11時36分ごろ、宮城県と福島県で震度6強の揺れを観測する地震がありました。
宮城・福島で震度6強 - ảnh 1(写真:AP)

NHKなど、日本の報道各社によりますと、現地時間の16日午後11時36分、福島県沖を震源とする地震があり、宮城、福島両県で最大震度6強を観測しました。

気象庁によりますと、震源の深さは57キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・4とされ、震度6強を観測したのは宮城県登米市、蔵王町、福島県相馬市、南相馬市、国見町の5市町などとなっています。

また東京23区でも震度4を観測するなど北海道から九州の広い範囲で揺れが感じられたということです。

警視庁によりますと、地震による停電の影響で都内では一時、746か所の信号機が停止しましたが、警察官が交通整理を行うなどして対応にあたり、17日木曜午前7時半すぎにはすべて復旧しました。

この地震でこれまでに宮城県で2人、福島県で1人のあわせて3人が死亡、少なくとも合わせて209人が負傷しているということです。このうち宮城県と福島県では、各地の消防などに取材したところ、17日午後3時の時点で、少なくとも宮城県で100人、福島県で82人が負傷しました。

この地震で気象庁は、宮城県と福島県の沿岸に津波注意報を発表しましたが、17日午前5時に解除しました。

東京電力によりますと、福島第一原発では引き続きパトロールが行われていますが、敷地内の放射線量を測定するモニタリングポストの値に変化は確認されていないということです。

岸田首相は今回の地震の被害状況について「17日午前8時の時点で災害との関連を調査中の死者4人、負傷者97人と報告を受けていて、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げる」とし、「今後1週間程度、特に地震発生から2、3日程度は規模の大きな地震が発生することが多く、引き続き、高い緊張感を持って対応に万全を期していきたい」と述べました。

気象庁は今後約1週間、最大震度6強程度の地震に警戒を呼びかけています。(ParsToday)

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