尹大統領の逮捕、日本政府は驚きと困惑「関係の重要性変わらない」

(VOVWORLD) - 今年は日韓国交正常化60年の節目に当たる年ですが、尹氏の逮捕により韓国情勢が混迷しており、今後の展開については不透明な状況です。

日本の林芳正官房長官は15日の記者会見で、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が内乱容疑で逮捕された韓国情勢について、「特段かつ重大な関心を持って注視している」と述べました。その上で、「韓国は我が国にとってさまざまな課題においてパートナーとして協力していくべき重要な隣国であり、日韓関係の重要性は変わらない」と強調し、韓国政府と緊密に意思疎通を図る方針を示しました。

日本政府内では、徴用工や慰安婦問題などで冷え込んでいた日韓関係を改善する「旗振り役」とされていた尹氏の逮捕に驚きと困惑が広がっています。今年は日韓国交正常化60年の節目に当たる年ですが、尹氏の逮捕により韓国情勢が混迷しており、今後の展開については不透明な状況です。

尹氏による「非常戒厳」宣布を巡る混乱を受け、石破茂首相は当初予定していた韓国訪問を延期しました。一方、岩屋毅外相は13日から14日にかけて訪韓し、韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外相や大統領権限を代行している崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相と個別会談を行い、日韓関係の重要性は変わらないとの姿勢を改めて示しました。

日本政府は今後の事態を慎重に見極める方針です。外務省幹部は「前代未聞の事態であり、今後の展開については予測が難しい。我々として可能な対応を引き続き進めていく」と述べています。(毎日新聞)

ご感想

他の情報