先ず、文化ニュースです。

＊     10日、タイの首都バンコクで、「タイにおけるベトナム文化デー」というイベントの開幕式が行われ、ベトナムのブー・ドゥク・ダム副首相や、タイのタナサック・パティマプラゴーン副首相らが参列しました。これは、ベトナム文化スポーツ観光省や、タイ文化省の共催により開催され、8月6日の両国関係樹立40周年を記念するためのものです。開催期間中、様々活動が行われ、中でも、「ベトナムの色彩」と題する展示会や、「ベトナムの色と香」と題する音楽会」はそのメインイベントと見られています。これらを通じて、タイの人々や、タイ在留ベトナム人はベトナムの国土、人々、文化に関する理解を深めることができます。

＊     8日から15日にかけて、ハノイで、「心からの光」と題するチャリティ写真展が行われました。青年ボランティアや、記者、芸術家の共催によるこの写真展では、国内外の写真コンクールで賞を獲得した88枚の写真が展示されています。この写真展に出展しているホアン・マイン・クオンさんは次のように話しています。

（テープ）

「まず、写真展に参加しているカメラマンは大衆に国の美しさを伝えたいのです。第2の目的は、貧しい家庭の子どもを支援することです。前回の写真展で、6000万ドンを集めましたが、今回はより多くの義捐金が寄せられると望んでいます。」

＊     今週、「ベトナム特色グローバル2016」というミスコンテストが行われました。スイスに留学中のチャン・ティ・トゥ・ガンさんはミスに選ばれました。また、ドイツに留学中のファム・トゥイ・ハンさんや、アメリカに留学中のボー・クイン・ザオさんは準ミスとなっています。外国に留学するベトナム人学生を対象とする「ベトナム特色グローバル」というミスコンテストがベトナムで行われるのは今回が初めてです。

＊     9日から、16日にかけて、南部ミートー市で、第21回メコンデルタ美術展が行われ、彫刻作品や、絵画作品などおよそ200点の作品が展示されています。組織委員会は、ベンチェ省出身の画家グエン・ヒュ・ティエンさんとロンアン省出身の彫刻家ハー・フォク・ズイさんに一等賞を授与しました。

＊     11日から19日にかけて、ホーチミン市音楽院で、「サイゴンチェンバーミュージック2016」という室内楽フェスタが行われています。2014年から年次活動治して始まったこのフェスタはホーチミン市の音楽分野の多様化に寄与するものと評されています。今回は、アメリカや、イギリス、ドイツ、タイ、ミャンマーなど外国人ミュージシャンも参加しています。


次は、スポーツニュースをお伝えします。

＊     ブラジルで開催中のリオデジャネイロオリンピックで、ベトナム選手は金メダル一行と銀メダル一行を獲得しました。これらのメダルはいずれも射撃選手ホアン・スアン・ビンさんが得たものです。ビンさんは射撃男子10mエアピストルの決勝で金メダルを、そして、男子50mピストルで銀メダルに輝きました。ビンさんは次のような感想を述べました。

（テープ）

「オリンピックでメダルを得て、幸せを感じています。しかし、銀メダルについてちょっと残念です。頑張りましたが、期待通りの結果を収めなかったからです。」

＊     10日、中部ゲアン省で、第9回全国体育大会「フードン大会」が閉幕しました。「祖国の建設防衛のための健康増進」という精神で、今回の大会は規模が拡大されただけでなく、質も高まりました。今大会で、全国の63地方からおよそ6000人の青年、学生が参加し、15の種目で競い合いました。その結果、61の地方の選手団はメダルを獲得し、その中で、ホーチミン市や、ハノイ、タインホア省はそれぞれ1位や、2位、3位にたっています。