(VOVWORLD) - 10月1日は国際高齢者デーです。この機にグエン・スアン・フック国家主席は高齢者の代表らと懇親会を行いました。
現在、ベトナムの高齢者人口はおよそ1140万人です。新型コロナウイルス感染症が蔓延している中で政府は高齢者の保護・ケアに特別な関心を寄せています。各地方も高齢者を新型コロナから守るため、あらゆる手を尽くしています。中部カインホア省社会保障センターのチュ・バン・コン センター長は次のように語りました。
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「できるだけ、センターで養護されているお年寄りと外部の人々との接触を制限し、感染を防止する必要があります。また、基礎疾患のあるお年寄りに対し、清潔で風通しの良い生活環境をつくり、栄養供給を強化しなければなりません。さらに彼らが楽しい精神生活を送れるよう、娯楽活動などを行っています。」
これまで、病院や医療施設などは高齢者にワクチン接種を行うため、スクリーニング検査を行ってきました。ホーチミン市のビンタイン病院は基礎疾患のあるお年寄りのワクチン接種を委託されたため、スクリーニング検査や接種後の観察を重視しています。同病院のチャン・チュン・デ院長は次のように語りました。
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「基礎疾患のあるお年寄りが多く、主に、高血圧です。血圧が180~200までなった場合、接種を行う時は、血圧が下がるまで、しばらく待たなければなりません。接種後も周到に観察する必要があります。ボ・ティ・サウ中学校の他にお年寄り向けの複数の接種会場を設立しました。」
ベトナムの高齢者は新型コロナ対応に積極的に参加しています。北部ディエンビエン省、ディエンビエンフー市の赤十字協会のファム・ゴック・トゥエット会長は毎日、ムオンタイン市場を回って、新型コロナ対策を宣伝しています。トゥエット氏は次のように話しました。
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「コミュニティの中で発言力と威信がある限り、社会活動に積極的に参加したいと思います。この活動を自発的に行い、心地よいと感じます。人々のために何かできることがあれば、力を尽くしていきます。」