(NHK)田外務大臣はイランのザリーフ外相と会談し、イランが欧米などと交わした核開発問題をめぐる最終合意を履行するのを支援するため、IAEA=国際原子力機関を通じて、205万ユーロ(およそ2億5000万円)を拠出することを表明しました。
(写真:TTXVN)
会談は7日夜、外務省の飯倉公館で行われ、冒頭、岸田外務大臣は「核合意の成立、そ
して順守の継続を評価する。日本はイランの核合意を明確に支持しており、引き続き着実な履行に協力していく」と述べました。そして、両外相は、イランが去年7月に欧米など関係6か国と交わした、核開発を制限する内容の最終合意を着実に履行することが重要だという認識で一致しました。
そのうえで岸田大臣は、合意の履行を支援するため、査察の体制強化や原子力の平和利用のための技術支援として、IAEA=国際原子力機関を通じて、合わせて205万ユーロ(およそ2億5000万円)を拠出することを表明しました。
また、両外相は合意の履行を前提に、日本からイランへの投資の促進など、2国間関係をさらに進展させていくことを確認しました。