【モスクワ=上村健太、畑武尊】日露両政府は7月31日夕から開催した外務・防衛閣僚協議(2プラス2)で、北朝鮮の非核化に向けた連携を確認しました。
(写真:AFP/TTXVN) |
日露2プラス2は3回目で、2017年3月に東京で開かれて以来です。今回は、初のモスクワ開催となりました。日本側は河野外相と小野寺防衛相、ロシア側はラブロフ外相とショイグ国防相が出席し、約1時間半行われました。
双方は「朝鮮半島の完全な非核化」で合意した6月12日の米朝首脳会談を評価しました。ただ、日本側が国連安全保障理事会の決議に基づく厳格な制裁の継続を呼びかけたのに対し、ロシア側は制裁緩和に前向きな従来の姿勢を崩さませんでした。日本側は、日本人拉致問題の早期解決に向けた協力も要請し、理解を得ました。