朝鮮が28日にミサイル2発発射する中 米副大統領 きょう訪韓

(VOVWORLD) -朝鮮民主主義人民共和国が28日、日本海に向けて発射した短距離弾道ミサイル2発について、韓国では、低い高度で飛行し変則的な軌道で落下するロシアのミサイルの改良型の可能性があるという見方が出ています。
朝鮮が28日にミサイル2発発射する中 米副大統領 きょう訪韓 - ảnh 1〈写真:AFP/TTXVN)
こうした中、アメリカのハリス副大統領は29日に韓国を訪問し、南北を隔てる非武装地帯の視察も行う予定で、米韓両国は朝鮮民主主義人民共和国の動向に警戒を続けています。
韓国軍によりますと、朝鮮民主主義人民共和国が28日に首都ピョンヤン郊外のスナン(順安)付近から日本海に向けて発射した短距離弾道ミサイル2発は、飛行距離が360キロ余り、高度は30キロ余りで、音速の6倍にあたるマッハ6で飛行したということです。

これについて、韓国の通信社、連合ニュースは、低い高度で飛行し変則的な軌道で落下するロシアの短距離弾道ミサイル「イスカンデル」の改良型である可能性に重きを置いて、軍が分析を進めていると伝えています。

朝鮮民主主義人民共和国が今月25日に発射したのも同様のミサイルだったと指摘されていて、探知や迎撃が難しいタイプの短距離弾道ミサイルの開発に拍車をかけていることがうかがえます。
こうした中、アメリカのハリス副大統領は29日に韓国を訪問し、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領と会談するほか、南北を隔てる非武装地帯の視察も行う予定です。

韓国政府は28日夜、緊急で開いたNSC=国家安全保障会議で、ハリス副大統領の韓国訪問を前にした挑発だと朝鮮民主主義人民共和国を非難し、同盟国のアメリカとともに抑止力を強化していくことを確認していて、米韓両国は朝鮮民主主義人民共和国の動向に警戒を続けています。(NHK)

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