朝鮮がICBM発射実験 金氏「敵国に対応意志伝えるため」
(VOVWORLD) -朝鮮民主主義人民共和国は31日、核抑止力の強化を目的に大陸間弾道ミサイルの発射実験を実施したと発表しました。
(写真:KCNA/TTXVN)
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米大統領選を数日後に控える中、韓国は前日、朝鮮民主主義人民共和国がICBMの発射実験もしくは新たな核実験の準備を進めているとの見方を示していました。
固体燃料ミサイルは、短時間で発射が可能なため事前の探知・破壊が難しく、朝鮮民主主義人民共和国は長年にわたって開発を続けてきました。
国連安保理決議に違反する今回の発射について国営朝鮮中央通信(KCNA)は、「敵国に対応の意志を伝えるための適切な軍事行動」だとする、金正恩朝鮮労働党総書記の言葉を伝えました。
金氏はまた、「戦略ミサイルの能力の記録を更新した」とし、「核戦力を強化する方針を変えることはない」と表明しました。
日本の防衛省は「ICBM級」のミサイルが発射されたとし、これまでの実験よりも飛行距離は長く、約1時間26分飛行したとしました。高度については、7000キロに達したとの見解を示しました。
発射実験について、米国家安全保障会議のショーン・サベット報道官は「複数の安保理決議の明白な違反」だと非難しました。(AFP)