朝鮮民主主義人民共和国応援団が韓国入り ピョンチャン五輪

(NHK)ピョンチャンオリンピックの開幕が間近に迫る中、朝鮮民主主義人民共和国の応援団やテコンドーの演武団などの一行が7日午前、陸路で韓国に入り、南北の融和ムードを演出することになりそうです。


ピョンチャンオリンピックに合わせて韓国を訪問する朝鮮民主主義人民共和国の応援団のほか、テコンドーの演武団や記者団、合わせて280人は7日午前9時半ごろ、陸路で南北の軍事境界線を越え、韓国に入りました。
一行は今後、東部カンヌンなどに向かうものと見られます。

朝鮮民主主義人民共和国はおよそ230人の応援団について、大会期間中、朝鮮民主主義人民共和国だけでなく韓国の選手も応援するかどうか韓国側と協議しています。
またテコンドーの演武団はピョンチャンやソウルなどで公演を行う予定で、南北の融和ムードを演出することになりそうです。

一方、6日、韓国入りした芸術団の一行は7日午前8時半ごろ、宿泊にも利用している貨客船「マンギョンボン(万景峰)92号」から降りてバスでカンヌンに移動しました。
ヒョン・ソンウォル団長に率いられる楽団員たちはそろいの赤や黒のコートを身にまとい、8日公演を行う会場に入って会場の確認や最後の調整を行ったものと見られます。

オリンピックに合わせて、朝鮮民主主義人民共和国からはキム・ヨンナム最高人民会議常任委員長を団長とする高位級の代表団が韓国を訪れることになっていて、ムン・ジェイン大統領との会談が行われるかも注目されています。


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