ベトナムのチュオン・タン・サン国家主席夫妻の招きに応え、欧州理事会のヘルマン・ファン・ロンパイ議長夫妻は10月31日から11月2日にかけて、ベトナム公式訪問を行います。

1990年に、ベトナムとEU欧州連合が外交関係を樹立して以来、欧州理事会議長によるベトナム訪問は今回が初めてとなります。これまで、双方の関係は前向きな発展を見せてきました。双方はPCA全面的なパートナーシップ協力協定を締結し、また、FTA自由貿易協定の交渉を開始したことは今後の関係の強化に着実な基盤を作り出すと評されています。

現在、EUはベトナムの重要なパートナーとなっています。欧州理事会議長はダイナミックな発展を遂げている東南アジア地域においてベトナムへ高まる役割と地位を重視し、また、ベトナムの経済社会発展状況、ドイモイ＝刷新事業、及び国際社会への参入を見極めるとともに、地域と国際問題、地域と国際場裏での協力の強化措置について討議するため、ベトナムを訪問するとしています。