（写真：AFP/TTXVN）

石破首相は会見で、「国民の信任を得て、新政権の掲げる政策に力強い後押しをお願いしたい」と訴えました。勝敗ラインについては「自民党と公明党で過半数」との考えを示しましたが、党内からは自公での過半数割れへの危機感が高まっています。

一方、野党は石破首相が予算委員会を開かないまま早期に衆議院を解散したことについて「裏金隠し解散」などと強く批判しており、政権交代を目指して候補者調整を急いでいます。

衆議院選挙は今月15日公示、27日投開票の日程が決定し、与野党は選挙モードに突入しました。

また、石破首相は、昨日未明にASEAN＝東南アジア諸国連合との首脳会議などのため、ラオスへ出発しました。これは首相就任後初めての外国訪問であり、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持や強化を訴える予定です。また、朝鮮民主主義人民共和国の核・ミサイル問題や、中国の東シナ海およびベトナム東部海域（南シナ海）での覇権的な動きについても各国首脳と意見を交わす予定です。

今日午後には、韓国の尹錫悦大統領や中国の李強首相などとの個別会談も予定されており、石破首相の本格的な外交デビューでどのような成果が得られるかが注目されています。（TBSテレビ）