禎子さんの折り鶴 「世界の記憶」登録目指す

(VOVWORLD) - 広島市の平和公園にある「原爆の子の像」のモデル、佐々木禎子さんが病床で折り続けた1千羽の折り鶴や手書きのメモなどは、原爆投下から80年となる2025年にユネスコの「世界の記憶」に登録されることを目指して、準備が進められています。
佐々木禎子さんは、2歳のときに広島で被爆して白血病を発症し、回復を願いながら病床で折り鶴を折り続けました。入院から8か月後に、12歳で亡くなりました。

折り鶴は平和を願う象徴として国内外に知られるようになり、広島市の平和公園には佐々木禎子さんをモデルとして「原爆の子の像」が建てられました。81歳となったお兄さんの佐々木・まさひろさんをはじめ、遺族などで作る団体は来年申請し、原爆投下から80年となる2025年の登録を目指して、準備をすすめています。

なお、ユネスコの「世界の記憶」は、1997年に開始され、世界各国に伝わる古文書などを人類の財産として保護する事業です。

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