9日、ハノイで、第12期ベトナム共産党中央委員会第4回総会が開幕しました。今回の総会で、党中央委員会は2016年の経済社会発展状況を評価すると共に、2017年の経済社会発展計画や成長モデルの刷新、成長の質的向上、経済の競争力や生産効率の向上を目指す措置を提出します。総会では次世代の自由貿易協定を締結している背景における国際社会への参入、政治的社会的安定の確保という任務を効果的に実施するための措置について討議が行なわれます。
開会式で、グェン・フー・チョン共産党書記長は演説を行いました。2016年の経済社会発展状況と2017年の経済社会発展計画に関して、チョン書記長は「政治局の報告と各地方や部門の実状を基礎に、経済社会発展状況を客観的に評価する」よう求めると共に、「公的債務の統制、不良債務の処理、国営企業の再編、投資経営環境の改善を目指す措置を集中的に討議する」よう指示しました。
成長モデルの刷新、成長の質的向上、経済の競争力や生産効率の向上を目指す措置について、チョン共産党書記長は次のように語りました。
(テープ)
「党中央委員会は向こう5年と10年、及び、2030年のビジョンにおける具体的なロードマップを詳しく提出すると共に、科学技術の役割の活用、生産構造の転換、労働効率の向上、民間経済セクターを始め、社会全体の力を効果的に調達するための措置を討議しなければなりません。」
国際社会への参入に関して、チョン書記長は「近年、ベトナムは多くの次世代のFTA協定を締結してきた。これはベトナムにチャンスをもたらすと共に、試練もたくさんあります。そのため、党中央委員会は情勢を全面的、かつ、客観的に評価した上で、向こう5年と10年の国際社会への参入のロードマップを正しく定めるよう求めました。