米バイデン大統領 「2国家共存」が和平の唯一の道 米紙に寄稿
(VOVWORLD) - アメリカのバイデン大統領は中東での永続的な和平を実現するため、パレスチナ国家の樹立によるイスラエルとの「2国家共存」が必要だと訴えました。
11月5日、パレスチナ自治区ガザ地区で地上作戦を行うイスラエル軍=THX/TTXVN |
バイデン大統領は18日、中東情勢に関する自身の考え方をワシントン・ポストに寄稿し、「戦闘を永遠に終わらせ、暴力の連鎖を断ち切ること」が目標であり、それは「ハマスによる暴力と憎悪のない未来だ」と指摘しました。
ハマスによるガザの支配が続く限り人々の憎悪は再生産され、停戦しても戦力回復の時間を与えるだけだとして、ハマスを徹底的に排除すべきとの考えを強調しました。
そのうえで、「ガザを2度とテロの舞台にしてはならない」とし、住民の憎悪を高めかねない「住民の強制移住や再占領、包囲や封鎖、領域の縮小があってはならない」と訴え、イスラエルも牽制(けんせい)しています。
また、戦闘後のガザはヨルダン川西岸と同じくパレスチナ自治政府が統治すべきだとし、イスラエルとパレスチナの「2国家共存」こそが双方の安全を長期にわたって確保する唯一の方法だと強調しました。(テレビ朝日)