米バイデン大統領「アフリカの未来に強く関与」関係強化を強調

(VOVWORLD) - アメリカのバイデン大統領はアフリカ各国の首脳との会議で「アメリカはアフリカの未来に強く関与していく」と演説し、中国やロシアがアフリカへの影響力を拡大させる中、貿易や投資などを通じて関係を強化していく考えを強調しました。

アメリカの首都ワシントンで行われているこの会議には、アフリカの50近い国の首脳らが出席しています。

バイデン大統領は14日、演説の中で「アフリカが成功すれば、アメリカが成功する」などと述べ、質の高いインフラへの投資や貿易の促進などを通じて関与を強めていく考えを強調しました。

また、バイデン大統領は「アフリカの経済成長には、よい統治が必要だ」と述べ、民主的な政治体制を後押しする姿勢を示しました。

アフリカでは、中国やロシアがクーデターが起きた国などでも巨額の融資や軍事支援をしているケースが見られ、民主主義の後退につながっているとの指摘も出ていて、アメリカとしては異なるアプローチで関与していくとした形です。

ただ、アメリカとアフリカ各国の首脳との会議は8年ぶりとなることから継続して関与していけるかを疑問視する声も出ていて、バイデン政権は特別代表のポストを新設して今回の首脳会議の成果の実現につなげていきたいとしています。(NHK)

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