米ロ新STARTが5年間延長

(VOVWORLD) - アメリカのバイデン政権は3日、ロシアとの間で核兵器の削減などについて規定した新戦略兵器削減条約「新START」を、5年間延長したと発表しました。
米ロ新STARTが5年間延長 - ảnh 1     アメリカのブリンケン国務長官=AFP

アメリカのブリンケン国務長官は声明で、「新STARTの延長で2026年2月5日までロシアの大陸間弾道ミサイルなどを制限できる」としたうえで、「アメリカや同盟国、そして世界がより安全になる」と延長の意義を強調しました。さらに「近代化し、増加する中国の核兵器の危険性を減らすため兵器の管理を追及する」とも表明し、中国を巻き込んだ核軍縮の枠組みを構築する考えを明らかにしました。

「新START」はアメリカとロシアの間で唯一残った核軍縮の枠組みで、今月5日に期限が迫っていましたが、先月行われた米ロ首脳による電話会談で、5年間延長することで合意していました。
一方、ロシア外務省も声明を出し、「条約は修正や追加なしで署名されたとおりに効力を維持する」と無条件での延長であることを強調しました。そのうえで「ロシアとアメリカに世界最大の核保有国として特別な責任があることを考えると、今回の決定は安全保障分野における予測可能性と透明性を保証する重要な決定だ」としています。(TBSテレビ)

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