米中貿易協議の再開を表明=トランプ氏「中国が要望」

(VOVWORLD) -進7カ国首脳会議(G7サミット)出席のためフランス訪問中のトランプ米大統領は26日、中国政府から貿易協議再開の申し入れがあったと明らかにした上で、「中国は合意を強く望んでいる」と協議の進展に期待を示しました。
米中貿易協議の再開を表明=トランプ氏「中国が要望」 - ảnh 1       (写真:AFP/TTXVN)

巨額関税で中国に揺さぶりをかける一方、来年の大統領再選に向けて米景気の悪化も警戒しており、硬軟織り交ぜた対応が目立っています。
トランプ氏はG7サミット閉幕後の記者会見で、ムニューシン米財務長官と中国の劉鶴副首相が断続的に電話で話していると繰り返し主張しました。貿易戦争の影響で中国経済は打撃を受けていると指摘しました。「中国は300万人超の雇用を失うことはできない」と述べ、歩み寄りを促しました。
米中両国は23日、9月1日付で互いの輸入品にかける制裁関税を拡大すると表明しました。中国通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)に対する米制裁や人民元安問題でも衝突し、9月の次回貿易協議の実現が危ぶまれていました。好調を維持してきた米株価も下落傾向が強まっています。
トランプ氏は記者会見に先立ち、対中関税拡大の延期もあり得るか問われると「あらゆることが可能だ」と応じました。アメリカ企業に対する中国事業の撤退命令を実行するかについても「中国との合意次第」と含みを持たせました。

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