米共和ジョーダン氏、下院議長選3回目投票へ 造反者の翻意促せず

(VOVWORLD) - アメリカ下院議長選で共和党が候補に選んだジョーダン下院司法委員長は19日、党内の造反票で過半数獲得に失敗した2回の投票に続き、3回目の投票に臨むと表明しました。議長不在で機能不全が続く下院の審議再開に向けた代替策を共和議員らが拒否したことを受けました。
米共和ジョーダン氏、下院議長選3回目投票へ 造反者の翻意促せず - ảnh 1ジョーダン下院議員=AFP/TTXVN

ジョーダン氏の報道官によりますと、議長を選出する3回目の投票は20日に行われる見通しです。

ジョーダン氏は記者団に対し「私はまだ下院議長選に立候補している。議場に行って票を集め、この選挙に勝利するつもりだ」と表明しました。

ただ、これまでの投票で造反した共和議員22人の一部と協議の場を開きましたが、翻意させられなかったとみられます。

同党のバーン・ブキャナン下院議員は記者団に「ジョーダン氏には完全にノーだと伝えた」と述べました。

下院は今月3日のマッカーシー氏の議長解任以降、機能不全に陥っており、中東情勢の緊迫化やなどに対応できない状態が続いています。

ジョーダン氏はこの日、マクヘンリー下院議長代行の権限を拡大する案での投票を提案しました。民主党やホワイトハウスは受け入れに前向きでしたが、共和議員の多数が拒否したということです。同党のブレイン・ルートケメイヤー議員は「現時点でこの問題について他のいかなる解決策も見つかっていない」と述べました。(ロイター)

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