米国務長官 “イランへの圧力緩めない” イスラエル訪問で強調

(VOVWORLD) - イスラエルを訪れているアメリカのポンペイオ国務長官は、イスラエルとアラブ諸国の関係改善をさらに促すことでイランへの圧力を緩めない考えを強調しました。
アメリカのポンペイオ国務長官は18日、イスラエルを訪問し、エルサレムでネタニヤフ首相とバーレーンのザヤニ外相と会談しました。

イスラエルとバーレーンやUAE=アラブ首長国連邦は、ことし9月アメリカ政府の仲介で国交正常化で合意し、現在、経済交流などの動きを加速させています。

これについてポンペイオ国務長官は、会談前の記者会見で、「イランの影響力の低下や、さらなる孤立を示している」と述べ、イスラエルとアラブ諸国の関係改善をさらに促すことでイランへの圧力を緩めない考えを強調しました。

イランに対しては、大統領選挙で勝利を宣言したバイデン氏が、政権発足後、トランプ大統領が離脱した核合意に復帰する姿勢を示していますが、イスラエルは、アメリカ駐在の大使が「核合意への復帰は間違いだ」と発言するなど反対する立場を崩さないとみられます。

さらに、ネタニヤフ首相は18日、イスラエル軍の戦闘機がシリアに拠点を置くイランの部隊を空爆したと発表し、「イランが、シリアで勢力を拡大することは決して許さない」と述べ、今後もイランに対抗していく姿勢を強調しました。(NHK)

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