米国務長官 就任後初のアジア訪問はマレーシア ASEAN外相会合

(VOVWORLD) -アメリカ国務省はルビオ国務長官が、今週開かれるASEAN=東南アジア諸国連合の一連の外相会議などに出席するため、マレーシアを訪れると発表しました。
米国務長官 就任後初のアジア訪問はマレーシア ASEAN外相会合 - ảnh 1(写真:Mandel Ngan/Pool via REUTERS)

就任後初めてのアジア訪問となり、覇権主義的な動きを強める中国を念頭にインド太平洋地域へのアメリカの関与を強調するとみられます。

アメリカ国務省は7日、ルビオ国務長官が8日から12日までの日程でマレーシアを訪れ、ASEANと関係国による外相会議やEAS=東アジアサミットの外相会議などに出席すると発表しました。

ルビオ長官は対中強硬派として知られていて、アジアを訪れるのは、1月の就任後、初めてとなります。

一連の会議では、覇権主義的な動きを強める中国を念頭にインド太平洋地域へのアメリカの関与を強調するとともに各国との協力の強化を確認するとみられます。

今回の訪問について国務省の高官は7日、「ルビオ長官が伝えたい重要なメッセージはわれわれが関与し、この地域を優先するのはアメリカの国益になるからだということだ。われわれの関心を伝え、ほかの国にも関心のあることを共有してもらい、共通点を見つけたいと考えている」と述べました。

一方、今回のマレーシア訪問にあわせて、日本や韓国の訪問も調整されていましたが、見送られました。

7日にイスラエルのネタニヤフ首相が首都ワシントンを訪れるなど、中東情勢への対応のためとみられます。(NHK)

 

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