米国務長官 香港離れた民主活動家と会談 中国をけん制か

(VOVWORLD) -イギリスを訪れているアメリカのポンペイオ国務長官は、「香港国家安全維持法」の施行に反対して香港を離れイギリスに滞在している民主活動家の羅冠聡氏と会談し、香港への統制を強める中国をけん制するねらいがあるとみられます。

香港の民主活動家の羅冠聡氏は、反政府的な動きを取り締まる「香港国家安全維持法」が施行されたことに反対して、7月3日、香港を離れ、現在は滞在先のイギリスで香港の民主主義を求める運動を続けています。

アメリカ国務省は21日、イギリスを訪れているポンペイオ国務長官が羅氏とロンドンで会談したことを明らかにしました。
会談の内容は明らかにされていませんが、ポンペイオ長官はこれに先立ち、記者会見で「目を見張るような重要な協議になると確信している」と述べ、会談の意義を強調していました。
トランプ大統領は7月14日、香港への統制を強める中国に対抗するため、これまで香港に認めてきた貿易などの優遇措置を撤廃する大統領令に署名するなど、対中強硬姿勢を強く打ち出していて、ポンペイオ長官としては、羅氏との会談を通じて中国を強くけん制するねらいがあるとみられます。(NHK)


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