11日、ワシントンで、アメリカのカーター国防長官は、アメリカを訪問中の中国の范長龍中央軍事委員会副主席と会談し、ベトナム東部海域いわゆる南シナ海のチュオンサ群島(英語名:スプラトリー)で中国が進めている大規模な岩礁の埋め立てについて、作業の永続的な中止を直接求め、軍事拠点化に反対すると伝えました。カーター長官は、5月末のアジア安全保障会議の演説でも、中国を名指しして、埋め立てを中止するよう要求しています。
![米国防長官、中国軍制服組トップに埋め立て中止要求 - ảnh 1](https://photo-cms-vovworld.zadn.vn/w730/uploaded/vovworld/huoabhu/2015_06_12/my%20tq.jpg)
カーター米国防長官と范長龍氏(写真:phapluattp.vn)
同日、フィリピンのマスメディアは、世界的に有名な環境専門家として知られているフィリピンのアンフェル・アルカラ元環境大臣の言葉を引用し、中国による南シナ海での埋め立てはこの海域の多様性に悪影響を与える恐れがあると伝えました。アルカラ氏は、この影響はフィリピンとベトナムにとって特に浮き彫りにされるであろうとしています。
一方、オーストラリアのジュリー・ビショップ外相は11日、シドニーで演説し、もし、中国が南シナ海でADIZ=防空識別圏を設立すれば、オーストラリアは反対すると明らかにし、一方的な行動は地域の緊張と紛争につながると述べました。