(NHK)アメリカのマティス国防長官は、15日からベルギーで行われる、NATO=北大西洋条約機構の国防相会議に初めて出席し、過激派組織IS=イスラミックステートへの対応などについて協議します。今週は、アメリカのペンス副大統領とティラーソン国務長官も、ヨーロッパで開かれる国際会議に初めて出席する予定で、トランプ政権の外交が注目されます。
イェンス・ストルテンベルグNATO事務総長
(写真:AFP/TTXVN)
NATOの国防相会議は、ベルギーの首都ブリュッセルで、現地時間の15日午後から2日間の日程で開かれます。会議には、アメリカのマティス国防長官が初めて出席し、過激派組織ISへの対応などについて協議が行われる予定です。
トランプ大統領は、ISの撲滅を掲げる一方で、NATO各国に防衛費の増額なども求めていて、アメリカがヨーロッパの同盟国と結束してIS対策を推進できるかが焦点です。マティス国防長官は、17日からアメリカのペンス副大統領とともにドイツで行われるミュンヘン安全保障会議にも出席し、世界各国の首脳や閣僚などと意見を交わすことになっています。