チン首相 ブラジルの大手企業の指導者と会見

(VOVWORLD) - ブラジルでのG20=20か国・地域サミットへの出席を機に、現地時間の17日、リオデジャネイロで、ファム・ミン・チン首相は、ブラジルの主要企業の指導者と会見しました。
航空宇宙コングロマリット「エンブラエル」のホセ・セラドール・グローバル副社長との会見で、チン首相は、「ベトナムが海洋空間、地下空間、宇宙空間の開発に注力し、航空輸送ハブの構築を目指している」と明らかにしました。

また、「エンブラエル」社に対し、この分野でベトナムへの助言を求め、当面、航空機の整備センター、人材育成センターの建設で協力し、将来的に、技術移転と生産拡大へと進展させていくことを提案しました。

決済ソリューションや決済カード、スマートカード、フィンテックサービスを提供する企業「アルテロサ」のイノベーションディレクターであるセルソ・ヌネス氏との会見で、チン首相は、同社に対し、デジタル認証セキュリティソリューションおよびスマートカード技術の分野で協力を拡大し、デジタルインフラの構築、デジタル経済、デジタル社会、デジタル政府、デジタル市民、人工知能の開発に貢献するよう要請しました。

一方、ブラジルの大手食肉処理業者JBSの最高経営責任者であるマルシオ・ロドリゲス氏との会見で、チン首相は同グループに対し、早期にベトナムに赴き、協力チャンスを探るとともに、サプライチェーンの拡大、ブラジルおよび世界市場へのベトナムの農産物の出荷、皮革製品や肉類の生産・加工・輸出への投資を推進していくよう提案しました。

こうした中、化学製品、石油、タイヤ、肥料、尿素などの生産に携わるオーシャンサイド・ワン・トレーディンググループのロジャー・ゼン会長兼最高経営責任者との会見でチン首相は同グループが商業協力や、投資を進めるよう希望を表明しました。

 

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