パレスチナのアッバス議長 (写真:THX/TTX)
3日、ホワイトハウスで、アメリカのオバマ大統領はイスラエルのネタニヤフ首相と会談しました。
オバマ氏はイスラエルとパレスチナによる中東和平交渉に関して「2 国家誕生の可能性は残されている。双方の妥協が必要だ」と述べ、アメリカが求める2国家の共存をイスラエルが受け入れる決断を促しました。
一方、ネタニヤフ氏は中東和平交渉について「イスラエルは役割を果たしているが、残念ながらパレスチナが果たしていない」と反論したうえで「パレスチナの人々はイスラエルをユダヤの人々のための国家と認める時がきている」と強調しました。
こうした中、パレスチナのアッバス議長は「イスラエルがユダヤ人入植地の建設を中止することや、パレスチナ人捕虜をさらに釈放することは和平交渉再開のための条件だ」と再度強調しています。