米大統領選挙 ハリス氏が敗北認める 政権移行に向けた動きへ
(VOVWORLD) - アメリカ大統領選挙は共和党のトランプ前大統領が勝利し、民主党のハリス副大統領は投票日から一夜明けて支持者らを前に演説し、自身の敗北を認めました。今後は来年1月の2度目のトランプ政権発足に向けて移行の動きが本格化していくことになります。
ハリス副大統領(写真:Getty Images) |
アメリカ大統領選挙は5日、投開票が行われ、ABCテレビによりますと、共和党のトランプ前大統領はこれまでに全米の選挙人の過半数にあたる270人を上回る294人を獲得し、4年ぶりに政権を奪還しました。
一方、ハリス副大統領は投票日から一夜明けた6日、首都ワシントンで演説し「われわれの望む結果にはならなかった。しかし、受け入れなければならない」と述べてみずからの敗北を認めました。
トランプ氏とハリス氏は選挙戦を通じて激しい非難の応酬を繰り広げてきましたが、トランプ氏の陣営によりますとハリス氏はトランプ氏に電話で祝意を伝え、両氏は国を1つにすることが重要だという認識で一致したということです。
また、バイデン大統領も、トランプ氏と電話で会談し、勝利を祝福するとともにトランプ氏をホワイトハウスに招待しました。
日程は今後調整するとしています。
その上でバイデン大統領は7日、国民に向けて今後の円滑な政権移行について演説することにしています。
双方が選挙の結果を受け入れ、今後は来年1月の2度目のトランプ政権発足に向けて移行の動きが本格化していくことになります。(NHK)