米大統領選 トランプ陣営が重要視の裁判 連邦最高裁が訴え退け

(VOVWORLD) -アメリカ大統領選挙をめぐり、トランプ大統領に近い南部テキサス州の司法長官が4つの州の選挙結果を事実上認めないよう求めていた裁判で、連邦最高裁判所は訴えを退ける判断を示しました。
米大統領選 トランプ陣営が重要視の裁判 連邦最高裁が訴え退け - ảnh 1   アメリカの連邦最高裁判所(写真:WP)

大統領選挙をめぐって、トランプ大統領に近いテキサス州の司法長官は激戦となった東部ペンシルベニア州や中西部ミシガン州など4つの州について、選挙制度が法に反して変更されたと主張し、選挙結果に基づいた選挙人による投票をさせないよう求めていました。

これについてアメリカの連邦最高裁判所は11日、「司法上の明らかな重要性が示されなかった」として訴えを退ける判断を示しました。

最高裁判所は9人の判事のうち、トランプ大統領が指名した3人を含め保守派が多数を占めていることもあり、大統領は最高裁判所での審理を望んでいると発言していました。

また、トランプ大統領自身もこの裁判への参加を求めていたほか、100人を超える共和党の下院議員が支持を表明するなど陣営側が重要視していただけに、これが退けられたことでアメリカのメディアは今も一部で続く法廷闘争について「トランプ大統領が勝利する可能性はほとんどなくなった」などと伝えています。

(NHK)


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