米大統領 ロシアとの協力関係前進に与野党から批判も

(NHK)アメリカのトランプ大統領は、ロシアのプーチン大統領との首脳会談を受けて、サイバー攻撃への対処などで協力関係を前進させたいという考えを強調しましたが、与野党双方から「プーチン大統領は信用できない」などと批判も出ています。



米大統領 ロシアとの協力関係前進に与野党から批判も - ảnh 1         (写真:TTXVN)

トランプ大統領とプーチン大統領は、7日、G20サミットが開かれたドイツで初めての首脳会談を行いました。これについて、トランプ大統領は9日、ツイッターで、「私は2度、ロシアによるアメリカ大統領選挙への干渉について強く主張したが、プーチン大統領は激しく否定した」と説明しました。そして、プーチン大統領とサイバー攻撃の脅威に対抗するため協力していくことで合意したことなどに触れ、「ロシアと建設的に協力していくため、前に進む時だ」として、ロシアとの協力関係を前進させたいという考えを強調しました。

これに対し、野党・民主党だけでなく、与党・共和党からも、「プーチン大統領は信用できない」といった指摘が出ています。さらに、共和党内からは、サイバー攻撃を通じてアメリカ大統領選挙に干渉したとされるロシアとサイバー攻撃への対処で協力するのは「ばかげた考えだ」といった批判も出ています。

アメリカではトランプ政権とロシアとの関係をめぐる疑惑の捜査も進んでいて、トランプ大統領の思惑どおり米ロ関係の改善が進むかどうかは不透明です。

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