米大統領、「2国家共存」に固執せず 中東和平で方針転換
【AFP】ドナルド・トランプアメリカ大統領は15日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と会談し、同国とパレスチナとの間の和平につながるのであれば「1国家」案を受け入れる用意があると表明しました。これまで「2国家共存」の和平案を支持してきた米国の方針を転換する発言です。
アナタの西海岸でユダヤ人の村
(写真:AFP/TTXVN)
ホワイトハウスを訪問したネタニヤフ首相との共同記者会見で、トランプ大統領は「私は2国家と1国家を検討しており、両当事者が望むものがいい。両当事者が望むものであれば、私は満足だ。どちらでもかまわない」と表明しました。
「しばらくの間、2国家の方が容易だと思っていたが、正直言って、もしビビ(ネタニヤフ首相)とパレスチナ人が──もしイスラエルとパレスチナ人が満足するのなら、私は両者が最も好む方で結構だ」と語りました。
アメリカの方針転換について、パレスチナ解放機構(PLO)ナンバー2のサエブ・アリカット氏は「2国家共存の和平案を葬り、パレスチナ国家を抹殺する」試みだと非難しました。