米議員、対ロシア制裁の強化求める 「脅威」に対抗

(VOVWORLD) - 米議会の各委員会は21日、ロシアに関連した公聴会を相次いで開きました。議員らは同国の「脅威」に対抗するため一段と積極的な措置を取るよう求めました。
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トランプ大統領はこれまで、ロシアとの関係を改善したいと繰り返し表明していますが、先月の米ロ首脳会談にもかかわらず、両国関係には一段のあつれきが生じています。

米議員は銀行委員会、外交委員会、および司法・対テロリズム小委員会が開いた公聴会で、対応が甘くロシアの態度を変えることができていないとして、政権高官を厳しく非難しました。

共和、民主両党の議員はこれまで、ロシアに立ち向かわず、1年前にほぼ全会一致で可決した包括的制裁法案を完全に成立させていないとしてトランプ大統領を非難しています。

制裁政策を監視する銀行委員会のマイク・クラポ委員長(共和党上院議員)は「議会がこれほど強い態度でともに行動することはそうそうない」と指摘しました。「しかし、ロシアは現在、非常に多くの異なるレベルで脅威となっており、議会は一致して行動せざるを得なくなることがある」と語りました。

ボブ・メネンデス上院議員は対ロ制裁について、政権が4月以来新たな財閥を対象に指定しておらず、一部の制裁を緩和したと指摘しました。銀行委員会の公聴会で「われわれは大統領の言葉ではなく、行動で政権を判断するよう言われているが、その行動はロシアに対する対応が厳しくなっているというよりも、大統領の寛容で憂慮すべき言辞に沿っているように思える」と述べた上で、議会は政権と手を携えようが携えまいが行動すると表明しました。[ロイター]

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