米軍、フーシ派への空爆を継続 紅海沿岸の港湾都市など標的
(VOVWORLD) - アメリカ軍は17日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する新たな空爆を実施しました。フーシ派傘下のアル・マシラTVが報じました。
2025年3月15日、アメリカが実施した空爆後、イエメン・サナアで立ち上る煙(写真:THX/TTXVN) |
アメリカ軍は15日、トランプ大統領の指示を受け、フーシ派に対する空爆を行い、首都サヌアなどで死者が出ました。アル・マシラTVによりますと、アメリカ軍は17日、紅海沿岸の港湾都市ホデイダや北部のアルジャウフなどを標的に攻撃を実施したとしています。
こうした中、フーシ派の軍事報道官は17日早朝、紅海でアメリカ軍の原子力空母「ハリー・S・トルーマン」に対する2回目の攻撃を実施したと発表しましたが、具体的な証拠は示されていません。
フーシ派の指導者アブドルマリク・フーシ氏は16日、アメリカがイエメンへの攻撃を継続する限り、紅海でアメリカ艦船を標的にすると表明しました。アメリカ政府関係者はロイター通信に対し、アメリカ軍の作戦は今後数週間続く可能性があると明らかにしています。
フーシ派の発表によりますと、アメリカ軍の空爆によりこれまでに少なくとも53人が死亡したとしています。(ロイター)