米 ケリー国務長官が2年ぶりロシア訪問

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ケリー国務長官とプーチン大統領(写真:ロイター)
(NHK) アメリカのケリー国務長官は、ウクライナ情勢を巡って悪化した関係の続くロシアを2年ぶりに訪れてプーチン大統領やラブロフ外相と相次いで会談し、停戦合意を履行する重要性は確認したものの、具体的な打開策についての議論は平行線をたどりました。ケリー長官がロシアを訪れるのはおととしの5月以来2年ぶりで、ロシアがウクライナ南部のクリミアを併合してから初めてです。
ケリー長官は、記者会見で、「プーチン大統領とラブロフ外相ともに、ことし2月の停戦合意を完全に履行する必要性を強調した」と述べ、ウクライナ政府と親ロシア派の停戦合意を履行する重要性を確認したと明らかにしました。
これに対し、ラブロフ外相は、「ウクライナ危機の原因とその後の展開の評価を巡って、立場の違いは残った」と述べ、ウクライナ情勢の悪化の責任は、欧米側にあるという立場を示し具体的な打開策の議論は平行線をたどりました。

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